katolerのマーケティング言論: きみは電車女を見たか?
を読んだ日のこと。
事故を起こしたため、Passoは入院中。
相手の方が貸してくれたホウキとチリトリを返却するために、久しぶりに夕方のバスに乗ってでかけました。
到着したバスに乗った瞬間
「このバス、なんかイカ臭い………」。
ふと、通路を挟んだ隣の席を見ると、おばさん(見た目:50歳代・小学校か中学校で国語の教師をしてそう・土井たか子風)がスルメを食べていました。
(スルメと言ってもイカの形をしたヤツじゃなくて、330円くらいで売っているような宴会のおつまみに出てくる、イカのカラダの部分を割いたヤツね。)
時間は18時台。
まぁ、仕事が終わって帰宅途中にちょっと小腹が減っていて…ということなのでしょう。
気になった匂いにはすぐ慣れたのでよかったのですが。。。
スルメって歯にはさまりますよね。
はさまると気になって気になって…。
そんな心境もわかるのですが、3分毎に「ッチャ、ッチャ」「クッチャ、クッチャ」とはさまったスルメを取ろうとする音を立てるのです。
食後のおじさんの「シーハーシーハー」もイヤだけど、クチャクチャというあの音が私はすごくニガテ。
もっと子供の頃、ばあちゃんが耳元でその音を立てて説教したことがあるくらい嫌い。
ちょうどその頃「生理的に嫌い」というのは「大嫌い」とか「性格が合わない」とかよりも、もっと受け入れられない時に使う言葉なんだっていうのを学校で学んだばかりだったので、ばあちゃんに「生理的に許せない!」とかなんとか言ったような気がします。
一人暮らしをしていた頃は、満員電車で後ろに立っている人が、耳元でクチャクチャと音を立てていて、叫びそうになったり泣き出しそうになったり、我慢しきれずに電車を降りてみたり…なんてこともありました。
結局おばさんは、終点まで乗り続け、クチャクチャという音に30分耐えさせられたわけですが…。
そもそも、いい歳をした人がバスの中でモノを食べるなんて…という気持ちもあります。
若ければなんでも許されるってわけでもないけど。
きみは電車女を見たか?の記事では、最終的に高校生に絞られてしまっているけれど、私は高校生が周囲の目も気にせず、床に座り込んだり、化粧したりするのはまだマシだと思っています。
母も同じ意見で、あの位の年頃だと「人から注目されたい」みたいな部分が強いから、わざと人の目につくところで喫煙してみたり、大人が眉をひそめるような行動をしてみたり…。
最近はどうかわからないけど、冬になると短くしたスカートの下にジャージをはいたままウロウロしている高校生とかって、ちょっと注目されたいだけじゃん、と思う。
だって、絶対かわいくもないし、かっこよくもないよ!
ヤンキーがはいてたボンタンとかも全然かっこよくないよ!
タチ悪いなぁと思うのは、大人。
いい大人が公共の場で、でかい声で携帯つかっていたり、化粧直ししたりする方が救いようがない気がします。
若ければ、年長者や同世代の人がたまには注意したり指摘してくれたりするチャンスもあるけど。
ある程度年齢がいっていると、もう誰も教えてくれないしね。
そもそも、社会人として(仕事をしているかどうかなんて関係なく)年数を重ねているのに、周囲に気を配れないなんて…と思うわけです。
「最近の若い子は…」と嘆く前に、自分は大丈夫かな、と振り返られる余裕を持っていたいなぁ、と思っています。
そう考える時に、よく思い出すのがある親子の会話。
横断歩道が赤の時、その親子と私、あと一人大人が信号待ちしていたんだけど、もう一人の人は信号が変わる前に渡ってしまいました。
それを見た子供「あー、あの人信号赤なのに渡ったね。悪い人だね」
お母さん「○○ちゃんは、ちゃんと信号守ろうね〜」
子供って、大人のことちゃんと観察しているんだなぁ、と痛感しました。
子供のお手本になろう、とまでは思わないし実践もできないけど、「大人もやっているんだからいいじゃん」と言い訳のネタになるような行動は慎みたいなぁ、とその時思ったのです。
大人は電車の床に座り込んだりしません。基本的には。
でも酔っぱらったらやりますね。
カップラーメンは食べないけど、スルメは食べるわけです。
「恥ずべき行動」の基準は何なのでしょう。
「みんなやっているから」というような多数決なのかな?
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