MotoGP開幕戦の感想

待ちに待ったMotoGPの開幕戦が今日行われました。
G+の放送は明日DVDに録画したものを借りて見ることになっているのですが、motogp.comの有料会員登録もしてあるので、Live MovieとLive Timingでネット観戦しました。
さすがに決勝日の今日は、Live MovieもLive Timingも動作が不安定でレースの途中で更新されなくなったりしたけれど、それでも音声つきで生で見られて良かったです。

250にステップアップしたストーナー、やっぱり今回も転倒リタイア………。気にしないようにしようと心がけていたつもりなのですが、やはり上位に名前があると気になってしまって…。この不安定さが魅力なのかもしれません。
そして、チャンピオン・ペドロサはやはり強いですね。今日はとても風が強かったようですが、ちょっと危ない挙動が見られても転ぶ気がしない………。
バレンティーノにあと3年はMotoGPにとどまってもらいたい。そしてMotoGP2年目のペドロサとバレンティーノの戦いが見てみたい! と強く思いました。
ポルトにもチャンピオンとって欲しいけど。

MotoGPは………。
ビアッジの追い上げがすごかったですね。中盤でまわりのライダーが42秒台とかで走っているところを、ビアッジは41秒台。予選の結果が悔やまれます。是非、次戦はトップに絡んで欲しい。
フリーや予選を見ているとSUZUKIの2台がもっと上位に絡んでくるかと思っていたのですが、ケニーはリタイアだし、ホプキンスも………。まだまだレースはつらいということなのでしょうか？
DUCATIのチェカが中盤くらいまではいいところにいたと思うのですが、後半は後退してしまい、カピロッシもイマイチで、BSがイマイチなのかしら？とも思ったのですが、中野は頑張っていたし………。映像ではあまり映らなかったけど、あの集団もとても面白いレースを見せてくれていたのではないでしょうか。
「やっぱスゴイや」と思ったのは、キャメルの2台。特にベイリス。IRTAテストから初日くらいまで絶好調のホンダ勢の中でイマイチタイムが出ていなかったように感じていたけれど、予選、レースときっちり仕上げてきている! と感じました。バロスも追い上げてきたし。
RC211Vに乗り換えて初戦のメランドリはいきなり表彰台。ニッキーが順調にいっていれば表彰台にはあがれなかったのでしょうが、それでもあのポジションをキープできていたということは、ホンダのバイクは本当に調子がいいんだろうなぁと感じさせられました。
そして、問題のバレンティーノ対セテ。中盤までは、開幕戦はセテ優勝かぁ、と思っていたのですが、突然バレンティーノにどうしても勝って欲しい!! という気持ちがわいてきていました。
残り2周のところでセテをパスし、ちょっと引き離したバレンティーノってさすがチャンピオンだわ、って痛いくらいに思わされました。
で、最終ラップ。再びセテがトップに出たとき、きっとこのまま黙って優勝を渡したりはしないんだろうな、と思ったら案の定………。
インタビューの時、セテは泣きそうな声になっていたけれど、バレンティーノは「レースってこういうもんじゃん」という強気の発言。もしこれが逆だったとしても、仕方ないよなぁと私は思うと思うんだけど、あまり気持ちの良い勝ち方ではないな、とも思っています。
表彰式の前の、バイクを止めておくスペースで、セテはきっとバレンティーノから近づいてきて声をかけるのを期待し、待っていたと思う。でもバレンティーノはそういうセテのそぶりに気づいているくせに無視してて、結局セテから近づくんだけどやっぱりバレンティーノはそっけなくて…。
あそこで、もしバレンティーノが自分からセテに声をかけていたら、インタビューでセテはあんなふるまいをしなかったんじゃなかろうか、と想像してみたり…。
とにかく、見ているだけでとても疲れた、面白い開幕戦でした。

来週のレースも楽しみです。