数えてみると、私は今年社会人6年目に突入します。
先日、書店で「絶対内定」を見かけました。おぉ、この作者はまだ頑張っているんだ、と思いつつそういえば就職活動期間中(大学3年の秋〜大学4年)一度も読まなかったな「絶対内定」と思い出したりもしました。
就職活動のバイブル、みたいに言われていたんですけどね。
あのクリスマス企画で有名な、同じ静岡県民でもあるさきっちょさんのblog(http://blog.livedoor.jp/sakiccho1228/)をたまにのぞいています。さすがトップブロガーさんだけあって、文章にひきつけられるものがあります。なんだか元気にしてくれるし。
今は「就職日記」ですが、社会人になって新人研修とかで忙しくなっても続けて欲しいなぁ、と思ったりしています。
私が就職活動をしていた頃は、まだまだインターネットを使っての就職活動は浸透していませんでした。今でこそリクナビとかにはほとんどの企業が参加しているのでしょうが、私が始めた当時はネットで資料請求できる企業、ハガキを送らなくちゃいけない企業が半々くらいだったでしょうか…。
当時私が利用していたのはJOBWEB(http://www.jobweb.ne.jp/)というMLメインのコミュニティーでした。
パソコンを購入したばかりでメールする相手もほとんどなく、ネットサーフィンもどうしてよいのかよくわかっていなかった頃。親友が「趣味とかのMLもあるからとりあえず登録してみれば?」と教えてくれたのがJOBWEBでした。
さきっちょさんのblogを見ていると、今はblogが就職活動ツールのひとつになりつつあるみたいですね。
時代は常に変化する!!
もし、今就職活動中の方がこのblogを読んでくれていたら…。
きっと、2月後半くらいから5月頃にかけて、あなたが参加しているコミュニティに何かしらの変化が訪れます。
その時のあなたの状況によっては、その変化は好ましくなく感じられるものになるかもしれません。その時、逃げてしまわずにどうつきあっていこうか考えてみてください。
きっとそれが社会人になった時に活きて来ると思います。
そんな私も、この時期やや凹みました。
要はマスコミ(TVなど)や銀行系の早いところでは内定を出し始めるのです。
それまでは、同じ側で手をつないではないちもんめをしていた人が「●●くんがほっしい」という向こう側の声に応じて、つないでいた手を離していってしまう状況が続出しはじめます。
もともとそんなに真剣に就職活動していたわけではなかったのですが、昨日まで隣に居た人がある日を境に、自分とは違う立場で発言し始める…というのはそれなりに衝撃でした。
だからといって、内定もらった人を羨ましがっても仕方ないし、嫉妬しても意味ないし、それでも「ああ自分は大丈夫なんだろうか」と不安になったりしたのを覚えています。
でも、こういう状況って働いていると頻繁に遭遇したりしますよね。
同期の誰かの企画は通っても自分の企画は通らない、クライアントからの電話は別の誰かのところにしかかかってこない、上司が一番に飲みに誘うのはアイツ…とか。
そんなことでいちいち凹んでいたら仕事にならないわけで、こういうプチ試練にどう対処するかどうか、という部分に就職活動中の体験活きてくると思うのです。
さて、私はほとんどの企業の一次試験すらパスできなかった人間です。
真剣さが足りなかったのだろうと思います。
「ま、なんとかなるでしょ」
と常に思っていました。だから、徹夜してまで面接での自己PRを暗記している人とかの心理がいまいち理解できなかった。「絶対内定」を決して読もうとしなかったのもそんな理由からです。ビジネスシーンでのマナーや礼儀は知っておきたかったけれど、ノウハウはいらなかった。無理してつま先立ちしている自分を評価してもらうよりも、等身大の自分を買って欲しかったのだと思います。
就職活動期間中に私がやっていたことは、就職活動に関連するイベントでした。きっかけは忘れましたが、法人化された直後くらいのJOBWEB首脳陣の方々と一緒にイベントをさせていただいたり、親友とミニ学生団体を作って代々木のホールを借りてパネルディスカッションを開催したり…。
エントリーシートを書くこともせず、SPIなるものの勉強は一切せずに、就職活動に関連するイベントの仕事ばかりしていました。
私はイベントを企画・運営することを仕事にしたかったので、実際にイベント活動をすることは糧になると思っていたのです。
そんなことをしていたら、とても多くの素敵な人々と出会うことができました。今、年商何億というベンチャー企業を起こした人々ともたくさんの時間を過ごし、その人たちにホームページの作り方を教えてもらったりもしました。その結果出会った人が、私を買ってくれて、最初の就職が決まりました。
最初の会社で、仕事をする上でとても大切なことをたくさん教えてもらい、さらにwebディレクションという仕事の進め方も勉強させてもらい、次の会社と出会いました。この会社のクライアントは大企業で、そういう大きな会社との付き合い方、長年会社にいるおっさんたちとの人間関係の築き方などを学びました。2つめの会社に居る時に、今の社長と出会い、どうしても「この人がやろうとしていることのお手伝いがしたい!!」という気持ちになり、私自身を認めてもらえるように努力し、会社を辞めた私を拾ってもらうことができました。
今、会社員だった3年半の経験が役に立っていると思っています。もっと言えば就職活動中に経験できたこと、すべてが活きていると思います。
すべての経験は、現在につながっている、最近よく感じることです。
何処で働くか、も、何を仕事にするか、も大切なことだと思いますが、つきつめれば結局はどう生きたいか、ということなのかなぁ、と思います。
次々とやってくる困難な状況に逃げずにどう立ち向かうか。
逃げてしまえば再び同じ状況に遭遇するし、逃げなければ今度はもっと大きな困難に遭遇することになる。結局はその繰り返しなのではないでしょうか。
相変わらずスキがあれば逃げちゃおっかな、と思う私ですが、逃げてもどうせすぐに同じ問題にぶつかるんだから、腹をくくって立ち向かうか、と思う今日この頃です。
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