「朝日あげ」がおいしい播磨屋が銀座にフリーカフェを展開していたりと、
消費者が「んっ?」「おっ!!」となるようなキャンペーンが多い昨今。
今度は、出前寿司1円キャンペーンが展開されている模様。
2009年09月03日 12:35発信(News2u.net)出前館【寿司特集期間中】本格江戸前寿司がなんと1円
夢の街創造委員会株式会社(代表取締役社長:中村 利江 本社:大阪府大阪市 以下、夢の街)が運営する宅配・デリバリーの総合サイト「出前館」( http://demae-can.com/ )は、9月2日より実施する「寿司特集」にて、寿司一貫1円キャンペーンを開始します。
キャンペーンを実施する店舗は、宅配寿司専門の「幸太鮨」。
同店の尾澤社長は、1円寿司キャンペーンを行う目的を「新規顧客獲得の手法の一つです。試しに食べてみて商品が良ければリピートしてくださいます」と語りました。
9月3日から9月30日の「寿司特集」期間中、週代わりで「うに」や「ボタンエビ」など特定の単品ネタを1円で販売します。
※一回の注文に付き2貫まで。(1貫=1個)
・9/3~9/9 赤身 (通常 \420)
・9/10~9/16 うに (通常 \630)
・9/17~9/23 アジ (通常 \280)
・9/24~9/30 ボタンエビ (通常 \525)
関連URL
幸太鮨:http://demae-can.com/home/K982
寿司特集:http://demae-can.com/campaign/09sep_02/
関連URL:http://demae-can.com/
なんでもやればいいってもんじゃぁないような気がしますが…。
「新規顧客獲得の手法の一つです。試しに食べてみて商品が良ければリピートしてくださいます」
ということですが、1円で食べてみて、通常価格に脳内変換して評価できるかどうかがポイントかもしれません。
1皿100円の回転寿司は、全国どこに行っても存在するのだから、
「1円で食べたボタン海老。525円だとしても充分お得」
と思ってもらえなければ、回転寿司には勝てないような気がします。
でも、こうやって「無料」や「激安」なキャンペーンを企業が乱発するのには、それなりの理由があるはず。
ポスティングやメディア広告などにかけるパブリシティ費用よりも、
ちょっと“釣り”っぽいタイトルのリリースを発信して、メディアに取り上げられる方が安くて効果があるのかな?
このリリースはAMNの勉強会で行われたワークショップで使われたリリース。
家に帰ってから、もう一度ちゃんと調べてみると、いろいろとこのリリースからはわからないことが見えてきます。
リリース本文にも、1回につき2貫まで、と書かれてはいますが、
そもそも宅配は税込み3,500円からでないと受付てくれない模様。
1円寿司を提供する幸太鮨の宅配エリアは東京23区。(ぐるなびデリバリーより)
Googleで「幸太鮨」と検索すると、ぐるなび・楽天・出前館・Yahoo!などのデリバリーカテゴリページがHitするけれど、「幸太鮨」のオリジナルWebサイトは見あたらない。
1円寿司キャンペーンを実施しているのは、出前館経由のオーダーのみっぽい。
と、この辺のところがわかって思うのは、今回のキャンペーンの目的の一つに、出前館そのものの認知度向上が含まれていそう、ということ。
出前館は、宅配サービスを行っているお店のポータルっぽいので、地域は問わない。
確かに、自分の住んでいる地域のお店リストも掲載されていました。
宅配サービスというと、どうしてもポスティングチラシや新聞の折り込みチラシきっかけが多かったので、
ネットにこういうポータルサイトがあるって覚えておけば、いざというとき便利そうです。
ん?
結局私は、出前館の思惑にまんまとはまってしまったのか!?
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