近頃の飲酒運転関連報道過多な状況の影響か、ある主婦の人が旦那さんに
「最近、飲酒運転する人が増えたのねー」
と話したというエピソードを聞いた。
うーん。
飲酒運転はしちゃいけないこと。
飲酒運転を平然とやっている人に同情する気も賛同する気もない。
ただ、現状の飲酒運転に関連する報道の仕方とか、それに対するネットの反応とかに対しても
どうだろう...という気持ちはある。
石川嘉延・静岡県知事の発言に関する2ちゃんねるの反応をまとめたサイトを見ても
うーん、と思う。
石川知事の言わんとしていることはわかるけど、公式の場で発言すべきじゃなかったよなぁ、とは思う。
かといって、そのサイトにまとめられている意見にも、あんまり賛同できないんだよなぁ。
うまく言えないけど。
飲酒運転を擁護するつもりは全くなくて。
ただ、「飲酒運転は無差別大量殺人未遂と同じ」とか
「飲酒運転による死亡事故は過失致死じゃなくて故意の殺人」とかって考えに至るのであれば、
それを飲酒運転だけに限定しないで、「車は凶器にもなりうるもの。だから運転には心構えが必要」って
ところに発展させられないものか...と。
自分は運転が下手くそだ。
だから、集中して運転し、起こりうることをなるべく予想しながら・・・といつも思っている。
一方で、それが何の得になるかは理解できないけど、
ウインカーもつけずに急に車線変更したり、ハザードつけずに停止しててウインカーつけずに合流してくる人もいる。
道路が混んでいる時に、無駄に車間をつめてきてプレッシャーをかける人もいる。
みんながみんな、運転がうまい訳ではない。
合図してくれなかったり、車間つめてきたりしても、私はそれに対応できないかもしれない。
合流しようとしていることに気づくのが遅れるかもしれないし、後ろに気配りせずに急にブレーキ踏むかもしれない。
その結果、重大な事故につながるかもしれない。
酔っ払ってて集中力が足りない状況で運転して事故を起こすことも、
ウインカーださなくて事故になることも、どちらも事故には変わりないし、防げる事故じゃないの?
車は便利なものだけど、同時に人に危害を与える可能性を含んでいる。
最近の飲酒運転報道が発展していって、車の(乗車している人の)安全性とか快適性とかだけのアピールではなくて
ドライバーの意識を向上させるような方向に向かっていけばなぁ、と思う。
なぜ携帯を持って運転しちゃいけないか、とか、なぜナビを見ながら運転しちゃいけないか、とか。
こういうことも、なぜ酔っ払って運転しちゃいけないか、ということと同じように伝えていって欲しいと思う。
もうひとつ。
お酒呑んだなら、代行使えばいいじゃん、という意見も上記のサイトでよく見かけた。
確かに。
ただ、代行サービスの質はもっともっと向上すべきだと思う。
サービスの質っていうか、代行サービスに携わっているドライバーの運転マナー。
帰宅途中に代行サービスの車によく遭遇するけど、ひどい運転。
無駄にパッシングしてきたり、周りの状況も確認せずに好きなところでいきなりとまったり(しかもウインカー使わず)、
無理やり割り込んできたり。
お客さんがついていない状態の、いわゆる"流し"ている状態にある代行の車に乗っている助手席の人が
ダッシュボードに両足を乗せている姿もよく見かける。
正直、あんなに荒い運転したりマナーのない人たちに、自分の車を任せるのは不安。
飲酒運転撲滅ブームで代行サービスのニーズが高まっているだろうから、
これにあぐらをかかずに、質の向上を図って欲しいと願う。
タクシーの様に、誰でもがある程度信頼して任せられるようになって欲しい。
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